【くらしのいえ通信】2022年7月号 古い建物にはアスベストが入ってるの?

「うちの家にはアスベストが入っているんですか?」
というお問い合わせをいただくことがあります。

結論からいうと

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _
平成18年9月以降の新築には
アスベスト*は使用されていません
 ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄
* 正確には「0.1重量%超の製品」

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _
しかしS30~H18年8月の建物には
含有建材がある可能性があります
 ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄

石綿(アスベスト)は肺がんなどの原因ともなる
とても危険な鉱物ですが、
昭和30年~平成7年頃まで耐火被覆、断熱材などに
よく使用されてきました。

アスベストは見た目では判断できません。。
鉄骨造、鉄筋コンクリート造の建築物のうち
主に学校などの大きな建物や中高層ビルを中心に
使用されていましたが、
集合住宅や戸建住宅でも使用されているケースがあります。

アスベストの有無は、
①記録や図面で建てられた時期、使用建材を確認
 ↓
②現地調査で実際の建材や書かれた製品名を確認
 ↓
③場合により試料を採取して科学的に分析

という手順を経て調査されます。

①②で建材名が判明したら
<国土交通省・経済産業省のデータベース>
で検索します。
https://asbestos-database.jp/

これでおおよその含有の有無を判定できますが、
建材名がわからないものや現場で調合された部材は
③の分析で確認する必要があります。

2022年4月からは 大気汚染防止法 にもとづき
建物の
■改修(建材の解体をふくむもの)
■解体
にあたり、対応する業者による
アスベスト調査・報告が義務付けられています。

戸建の住宅でも
・外壁
・屋根材
・床材
・内装塗料
などに使用されている例があります。

<厚生労働省 石綿総合情報ポータル>
https://www.ishiwata.mhlw.go.jp/about/

建物の新築年代的に不安があるみなさんは、
住んでいるだけではただちに健康被害はありません。

ただ、採取しようと傷をつけたり、触ったりはしないよう
お気を付けください。

今後リフォームやおうちじまいをお考えの方は
ご相談先で必ず「アスベスト調査必要ですよね?」と
ご確認ください。

くらしのいえでは石綿含有建材調査・報告をおこなっております。
ご相談はお気軽に♪

くらしのいえ🏡 荒木木材工業
担当 荒木 恭子
TEL 076-258-0214
FAX 076-258-0259
メール mokuzai@araki-ao.com
LINE 587nffyy
インスタ https://www.instagram.com/araki_mokuzai/