【くらしのいえ通信】2024年2月号 被災建物の判定とおうち点検
被災建物の被害状況を確認するには、
主に3つの方法があります。
①応急危険度判定
被害が大きな地域では、地震後ただちに実施されます。
その建物に居続けてよいか、避難すべきか、を
外観をみておおよそ判断するものです。
今回の地震でも石川県の
建築士会、建築士事務所協会を中心として、
資格をもつ建築士が各地をまわっていますが、
判定者が不足し対応が追い付いていない現状。。
県外からも多くの資格者にご支援いただいています。
②被災度区分判定
危険度判定を受けた建物をより詳しく調査し、
解体が必要か、補修して済み続けられる場合はその方法を
判定、検討するものです。
地震から少し経過しましたが、
状況が整備されはじめたようやく判定がはじまります。
③り災証明
自治体職員が直接建物被害を調査し、
支援策を利用するための認定書を発行するものです。
自らの申請が必要ですが、
すでに多くの方が申し込まれていると思われます。
④耐震診断
昭和56年5月31日以前に
建築・着手された建物は旧耐震建築と呼ばれ、
耐震の壁の量や配置バランス、
基礎の仕様が現行基準と異なるため、
耐震性が低いと思われます。
旧耐震の建物にお住いの方には、
まずは耐震診断をおすすめしています。
自治体により金額は異なりますが、
補助金を利用でき(昭和56年以前の建築に限る)
手ごろな費用で診断を実施できます。
①~③については、自治体をとおしての判定となりますが、
④の耐震診断については、弊社で実施できますので、
ご相談ください。
ところで。。
「倒壊や傾斜など、
目に見えるほど大きな被害はないけど…」
と、元旦の地震から多くのご相談をお寄せいただいております。
● 壁紙やタイルが割れた
● ドアの建てつけがわるくなった
● 外壁が割れた
● 基礎にひびが入った
● 屋根瓦が落ちた
● 束石がずれた
● 敷地に地割れがある
応急措置が必要なものとしては
瓦の落下やずれ、そして外装面の割れ。
建物を雨から守るために
ブルーシートなどによる養生が必須です。
基礎まわりも点検が必要です。
地震保険に入っている方はすぐに保険屋さんに連絡を!
壁紙の亀裂については、
下地(ボード)まで被害が出ているかを確認します。
建物内外の温度差 で新築住宅でも、季節を経て
ジョイント部が割れることがあります。
膨張収縮による軽微な割れなのか、
地震力による構造体にも影響した割れなのか、
確認が必要です。
・とにかくみてほしい
・地震に備えたい
・このまま住み続けたい
・解体したい
・建て替えたい
どんなことでも対応いたしますので、
まずは「おうち点検」をお申込みください。
ご相談は、電話、メール、LINEから。
くらしのいえ🏡 荒木木材工業
担当 荒木 恭子
TEL 076-258-0214
FAX 076-258-0259
メール mokuzai@araki-ao.com
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